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3、だれ?


だからそれだけは、どうしても、何としても受け入れられないことなのである。それだけは、どうしてもカンベン出来ないことであり、許せないし、妥協の出来ないことなのである。

なぜなら、これがいま居る自分なのであり、そして今までも、これからもそうであり続けるというのが、自分というものだからである。自分とというのが自分として、ずっとそうであり続けなければならないのである。

自分で自分を否定することなど、普通の人々には出来ないことなのである。そしてまた、そうした人々が社会の大多数なのであって、普通と呼ばれる人々なのである。

自分で自分を否定する。それでは、このような自分はいったい何のか。自分はいったい誰なのか? 自分が誰なのか分からなくなるのである。現実から自分の存在を見失いかねないのである。それは耐えられないことなのである。

戻る。                  続く。

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