index< 日誌 < c信じるもの< 19-75「自分たちV」p5-


4、体質。


こうしたことは、自分を取り巻く環境の変化によって惹き起こされたものではない。自分をとりまく現実の自然条件や人間関係から、もたらされたものではないのである。それらとは無関係に、それらとは接触のないところで、もともとの始めから有ったものなのである。

つまり、遺伝であり、体質であり、そしてそれらがもたらす「傾向」であり、気質や気性といったものがそうなのである。そうしたことが自分を支配し、動かし、導いているのである。それは自分のことなのに、自分でもどうにもならないものなのである。

だからまた、何かカネ儲けができるとか、生活が楽になるとか、見栄を張るとか、そうしたことの以前に、それとは無関係なところで、そうした自分を動かしている原因となっているのである。そして、そうしたことが自分というものを生かし、そして動かしているのである。

戻る。                  続く。

index < 日誌 index< 日誌 < c信じるもの19-75「自分たちV」p5-