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自分が自分を意識する、そうした内に向かっての自分というのが存在せず、それはただ、外の他人に対してだけに向けらる。すなわち、上下の関係がそれである。また、それだけである。これを個人同士の間で見ると「オマエが上か、オレが上か」だけの関係となる。 自分というのが、この上下の関係だけに絞られ、評価され、そしてそれへと最適化されて行くのである。そしてこれが自分自身のプライドやステータスと連動されていて、自分のアイデンティティー(内的同一性)としているのである。 そしてまたこれを他人にも求めて強要するのである。認めてもらおうとし、認めさせようとするのである。そしてこれが自分と自分たちとの関係であり、価値観・世界観であり、象徴であり、プライドとなっているのである。そして、これに基づいて上下の関係を定めて、それを認めさせようとするのである。 そしてこれが、自分たちの間の上下の関係、すなわち序列になっているのである。秩序と戒律になっているのである。そしてこの場合の序列とは、このような社会での、自己の自意識のカタチを意味しているのである。自分の立ち位置であり、居場所であり、立場を意味しているのである。 |
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