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2、谷底。


権威や権力の後ろ盾を得て始めて、他人に自分を認めさせるということができるのである。そしてこれ以上に恐ろしいことはないのである。どんな恐ろしいことでもするし、そしてそれが出来るのである。

それしか無いのである。「落ちこぼれ」で自分になんの能力もない人間は、そうやって権力に結びついて、相手を逆らえないようにしておいて、蔑み陥れ辱めて、自分の踏み台にして行くのである。

それしかないのである。自分が人並みに生きて行こうとする限り、そうするしかないのである。自分が世間から最も下の、谷底の人間でありたくなければ、そしてそこからは出て行くためには、そうするしかないのである。

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                  続く。

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