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6、求められる人間。


だからまた、そうした自分から離れることが、決して出来ないのである。だからまたそれは、権力の側からすると、裏切られる恐れのない、非常に便利で重宝な人間なのである。

また、ただそれだけの、取り換え自由な使い捨ての存在なのである。これは自分も相手も、お互いがそうなのである。それはお互いが望んだ、そういう関係なのである。それにしか成り得ない、そうした関係なのである。

このような人間は、権力と結び付くことによって、人間としてしてはならないことも含めて、どんなことでもするし、またそれが出来るし、許されるのである。そしてまた、そうすることによって自分が際限なく出世して行くことができるのである。

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                  続く。

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