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学歴も家柄も出自にも関係なく、そして本人の能力にも関係なく、上から言われたことだけを全力で実行するのである。そしてむしろ、人間として、してはならないことをしてこそ、より高位の地位と富を得ることができるのである。 このような人間は、そうするしかないのである。そしてまた、それが権力が自分に求めていることなのである。また、それが自分の存在理由であり、存在の価値というものなのである。 要するに、自分に良心というのがある人間なら、だれもがしたがらないこと、してはならないことを、平気でするようになるのである。野蛮と残酷とオゾマしさだけが正義となるような、そうしたシステム、そうした世界なのである。スターリン・毛沢東・ポルポトがそうだった。20世紀の共産主義者が行ったような、残虐で組織的大量殺戮がそうだったのである。 |
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