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1、自己意識。


それ以外のキズナのカタチが成り立ち得ないのである。それ以外にないのである。これが、この世界の存続の条件なのであり、そしてまた、それを越えてもならず、越えることもできない、そうした限界を示しているのである。そしてこの限界こそが、この世界と他の世界とを区分する境界線なのである。

そしてもしも、これを打ち破って「上下の関係」をなくそうとするならば、それは根源的な自己の自意識のなかで、自分を意識する自己意識の形成がなければならない、ということである。これが前提であり、条件となっているのである。

人格や人権の概念が当然のこととして、個人の自意識のなかで、それが自律する自己意識になっていなければならない、ということである。自分は他人と違う、自分は自分である、自分には自分の考えがある。そうした、個人としての自覚が、自分のなかで意識されていなければならない、ということである。

もちろんそれは、偏固と意固地だけが取り柄の、思い込みと自意識だけが過剰な、わがままで自分勝手なだけという、そうした意味ではないというのは、言うまでもないことである。(確かに、そういう人間はたくさんいるし、たいていがそうなのであるが・・・)

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