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ある地域における景観の、動物や植物、地形や気候といったもの。そしてそれらから感じ取られる共通の印象。それらに共通する個性の特色や傾向といったもの。また、それから受ける印象の明るさや暗さ、色や模様の特色や傾向といったもの。 さらに、その諧調や、それらを繋(つな)ぎ、まとめている全体としてのバランスの示標となっているもの。その象徴や目印しになっているもの。このような、景色の全体から感じられる共通の印象、あるいは、そうしたことの制約でもあり、方向性でもあり、存在の条件ともなっている共通の基準、ないし目印しとなっているもの。 すなわち、これが、その地域の特色であり、制約であり、必然性でもあり、、傾向とでもいったものなのである。そしてそうしたことが、共通の特色として、景色の中に見い出されるのである。 あるいは、そうしたことが時間と地域を越えて感じられることがあるのである。まるでなにかの暗示や錯覚や偶然の一致のように。そしてそれが、どうしても不可解で奇妙に思えてきてならないのである。 |
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