index< 日誌 < aa暗示< 19-92「可能性」p2- |
自分のなかに潜在的にあったものが、なにかのきっかけで発現し、そして現実のものとして現れてくる。可能性とは、かつて自己の内部にあったものが使われなくなり、そして忘れられ、不要なものとして失われ、記憶から消しさられたものなのである。 そしてそれが、何らかの事情や偶然から、再び霧の中から浮かび上がってきているのである。忘れていたことが、何かの拍子で再びでてきているのである。幻覚や錯覚のようにとらえどころのない、ぼやけたイメージとなって現れ出てきているのである。 だからまた、潜在的でもあるし、自分でもよくわからない未知のもの、あるいは何か得体の知れない可能性として感じられているのである。しかし、そうしたことがないと、新しい異質な現実に対して適応ができないのである。このような、自分の中にある「未知」の部分というのは、自分にとってみれば、潜在的な可能性なのである。 |
index < 日誌 index< 日誌 < aa暗示< 19-92「可能性」p2-
l