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戦前と戦後を見ると、日本人の価値観や思考のパターンというのが大きく変わってきている。そしてなによりも、自分たちの「信じるもの」が大きく変わってしまった。 もちろん、その根底のところでは変わっていないところもあるが、それでもやはり、ほとんど変わっていない。変わりようがないのである。戦前と戦後のどちらが本当の日本なのか、理解に苦しむところであるが、しかしやはり、それ以前のところで、どちらもやはり日本だということである。 すがたカタチは大きく変わったが、中身の根本的なところでは、それほど変わっていない。その背景といったものが変わりようがないのである。民族としての歴史がそうであるし、生存のためのシステムの条件がそうなのであり、そしてその地政学的条件がそうなのである。それ以外の生き方というのが許されない、といった意味でそうなのである。 |