| index＜ 日誌 ＜ p変異 ＜ 20-13「新、可能性」p12- |
| そして、これがまた、自分が自分であることの証明にもなっているのである。自分が自分であり続けるとは、このことなのである。自分で自分を尽くして全うしてゆくのである。そしてこれこそが、自分が自分であることの証明なのである。自分は、このようにしか成れないという意味でそうなのである。 そしてこの、そのようにしか成れないというのが、自分が自分であることの確かな、そしてどうにもならない、存在の理由になっているのである。自分にはそれしかなく、それ以外の者になれないという意味でそうなのである。自分が自分であるというのは、このことなのである。 人間には、持って生まれた生活のパターンや感情のリズム、移り行く心情の情緒の世界があって、そこから離れて生きて行くことが出来ないのである。これが、人間が生きている現実の世界なのである。そしてそうしたことが、自らの存在の根拠となっているのである。 |