index< 日誌 < s設定 < 20-16「指向性」p16- |
これら様々雑多なものが一つの全体を成していて、これが人間の世界を構成しているのである。そしてまた、これが、人間の存在の「ありさま」なのである。人間という生き方のカタチなのである。 そしてまた、そこから、人間の生活の様々なことが規定されてくる。すなわち、人間が習得するもの、道具、そして利用する自然環境といったものが、一つの全体としてつながっていて、内的なところ、根本的で原理的なところで、すべてがどこかでつながり、バランスされ、調和され、相互に依存し合い、影響し合っているのである。 従って、それらのすべて、自然環境や人間の道具や生活様式といったことのすべて、人間にとっての現実のすべてが、何らかの共通のつながりの下で、たがいに関連し合っているのである。 |