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現実世界を個々別々に見てみると、ただ奇妙な印象しか受けない。しかし、それらをまとめて全体として見てみると、何か別の印象を受け始める。全体として見て始めて、何かそれとは別のものが見えてくる。 全体としての因果関係、それらバラバラなもの同士の全体としての関連性といったものが見えてくる。そしてバラバラだった個々のものの、それぞれにとっての理由と意味が知られてもくるし、理解もされてくる それは表面的なカタチだけでなく、歴史的・時間的な変化をたどって見てみても、やはり同じである。ある時点だけのすがたを見ても、何のことなのか分からなかったものが、それを時間的な変化の中で見てみると、何かしら見えなかったものが見えてくるのである。 変化の理由とその規則といったものが知られてくるのである。見える表面上の変化のパターンから、それを動かしている原理といったものに気づかされるのである。 |
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