| index＜ 日誌 ＜ c信じるもの＜ 20-03「傾向3」P10- |
| なにも変わらない。いまある世界とその暮らしが永遠に続くというのが、自分の自意識なのである。それは変わってはならないのである。自分が自分でなくなるから。また、そのようにしてしか自分を見つけられないのである。 どこを探しても自分が見つけられず、そうして結局、いまいる自分だけが本当の自分のように思えてくるのである。どうしても、それ以外のところに自分というのが見つからないのである。そうである以上、今いる自分こそが本当の自分でなければならないのである。 いままでもそうであったし、これからもそうであり続ける、そうした変わらないもの。すでにあるもの、そうであり続けたもの、そしてこれからもそうであり続けるというのが自分であり、自分たちなのである。そして、これが自分たちの自意識でなければならないのである。 |