index< 日誌 < c信じるもの< 20-03「傾向3」P10- |
そしてそれに逆らう者、それから逸脱しようとする者がどうしても許せないのである。なぜなら、このような自分こそが、自分にとっての存在理由になっているからである。それ以外の自分というのが、この世に存在し得ないからである。そして、それに逆らう者が存在してはならないからである。 だからまた、それ以外の者がどうしても許せないのである。カンベンできないのである。それが人間であると認めるわけにはゆかないのである。その理由などどうでもよいのである。要は、容赦できないのである。理由とかワケ以前に、それは人間ではないと思えてくるのである。それが人間であってはならないと信じているのである。 それは人間であるはずがなく、人間であってはならない存在なのである。それはこの現実の世界に居るはずがない存在であって、そしてまただからこそ、さっさと消えて無くならなければならない存在なのである。そうしないことには、それは自分の存在を危うくするのである。だからまた、何としても許すワケにはゆかないのである。 |