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自分は誰なのか? 自分が変わり、自分が誰か自分以外の者、未だ正体不明で得体の知れない別の者になっているといっても、それでもやはり、自分は自分でしかないのである。要は、そうした自分というのが見つからないから、ややっこしく、ワケが分からなくなっているのである。 自分で、自分自身に対する意味や理由といったものが見つけられずにいるのである。しかし、そうした「自分を探す」という行為自体が、自分を創り出すという行為とつながっている。 環境が変わり、条件が違ってきて、周りのなにもかもが自分にとって見れば、ワケの分からないことばかりなのである。しかしまた、だからこそ自分でそれを探し、創り出さなければならない境遇に置かれているのである。 そして実は、こうしたことこそが、「自分が変わる」という意味なのである。自分で自分を作り出しているのである。そして、それこそが実は、本当の自分自身のすがたなのである。 |
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