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2、かかわり方。


支離滅裂で、ものごとに因果関係や時間的順序もなく、その場その場の気分や雰囲気だけで動いている世界。だから、つまり「主観的」なのである。それらに、時間的に比較可能な順序の客観性も、相互間の因果関係の客観性も見られないのである。

それらの間にまとまりも秩序も関係性もなく、それぞれが孤立したままのバラバラで、とらえどころがないのである。それらすべてに一貫して感じられ、導かれもする共通の示標や、共有される一般性といったものが見られないのである。

つまり、人間と人間とがどこかで切断され、お互いが理解できずにいる。それどころか、そもそも理解し合うということが全く不要で不可能な世界なのである。理解されず、理解のしようもない、というのがお互いにとっての「かかわり方」となっているのである。


戻る。                    続く。

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