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5、かがみ。


また、こうしたことは、まわりを海で囲まれた島国でも起こっている。島国にとっての外の世界とは、ユーラシア大陸のことであって、これが自分と外の世界との違いなのであって、言わば「鏡(かがみ)」なのであって、この外の世界を通して自分を見ているのである。そして、それ以外に自分を意識する方法が無いのである。そうやって自分を知り、自分を感じ、自分を理解することが出来たのである。

それ以外の、自分を意識する場面やキッカケといったものがなかったのである。それしかなかったのである。もちろん、大陸の中で生きている者にとっては、そうした感覚や意識が自覚されることが無いのであるが・・・。まさに島国ゆえに意識される感覚だったのである。


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