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6、形式。


島国とは、外の世界と海を隔てて切り離され、断絶している世界なのである。日本やイギリスがそうなのである。従って、これらの国では、まとまりやすく統治もしやすく、団結し、国民として均質・均一化しやすいのである。迎合し団結しやすいのである。

表面上、行動や思考のパターンというのが規格化・共通化しやすいのである。風俗や習慣、作法やマナーといったものが標準化・定形化しやすいのである。言い換えると、近代という時代が求める合理化・効率というものに適合しやすい世界なのである。

価値観や思考と行動の形式といったものが、時代が求める変化に対応して柔軟に変化しやすくなっているのである。そうして国民として一つにまとまって団結する傾向を示すのである。

これは地理的にも歴史的にもそうならざるを得ないのである。国家の領土の境界がハッキリしていて、出入国管理が容易で、異民の大規模な流入を海が拒み続けてきたのである。そうして、そこに住む人々の気質や気性といったものを固定し続けてきたのである。大陸とは異なる者としての自己を均一・均質化してきたのである。


戻る。                      続く。

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