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だからまた、いつまでたっても他人を認めるということが出来ないでいるのである。異質な他人を尊重し認めるということが、必要のない世界を生き続けてきたのである。 認めるとか認めないとか、そういう判断を求めら れない、そうした何もかもが始めから決まっていて、自分で決めたり判断したりするのが求められないし、判断してはならない、そうした世界を生きてきたのである。そしてそれしか知らないのである。そうした生き方しかできないのである。 そうした他人の生き方に立ち入ることなく、自分で生きて行くことが出来ない人間なのである。そうした、自分と他人とを区別できない人間なのである。ずっと大昔から私たちはそうして生きてきたのである。 「自分たち」という世界の外で生きて行くことが出来ないし、それが許されない世界を生きてきたのである。そして、これが問題なのである。つまり、シツケであり、習慣であり、常識といったものが問われているのである。個人としての自律が問われているのである。 |
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