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2、サイン(合図)。


空想とか夢の世界にはない、論理的に筋の通った自分自身の観念の世界を見ているのである。現実の世界を透して、現実の世界が映し出す自分自身のなかの、無意識の象徴の世界を見ているのである。

抽象化しパターン化された思考が、現実の風景のなかに自分自身の印象の世界を作り出していて、そしてそれを見ているのである。自分のなかから自分が離れて行って、そしてその風景のなかに、自分自身の記号化された象徴の世界を見ているのである。現実と象徴の世界を錯覚しているのである。そして、自分自身もまた、その中の象徴と化しているのである。

だから、空想でも夢でもなく、そしてまた現実の世界でもない。現実を透かして、現実からすがたカタチが抽象化された記号と象徴の世界。つまり、自分自身の中の閉じた、抽象的な印象の世界をさ迷い続けているのである。そしてこれが、何かしらの象徴やサイン(合図)として、自分に迫ってきているのである。


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