index< 日誌 < aa暗示 < 20-51見えない世界A 思い込み。 |
そして現実というのが、観念の世界のなかで抽象化され記号化されているとすれば、それは確かにいつかどこかで自分が経験もしてきている、記憶の世界なのである。自分自身の頭の中で暗号化された、無意識の記憶の世界を見ているのである。 暗示もされ、知らず知らずのうちにそれへと導かれて行く、そうした、自分でも意識されることのない無意識の世界を見ているのである。それは、逃げることも避けることもできない、必然的で自律的な自分自身の精神の世界なのである。それは、自分自身が求める精神の世界なのである。 外の現実の風景を透して、私たちは、自分自身の感覚の感じ方、見え方、考え方といったものを見ている。それは、自分自身の感覚が映しだした世界なのである。そうした意味で、現実は自分にとってみれば、実は、自分自身のすがたなのである。 |
index< 日誌 < aa暗示 < 20-51見えない世界A 思い込み。