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もしも自分というのが、どこかの見知らぬ街で、かつて一度も来たことが無いのに、どうしても昔に見たことのある風景だと思えてならないなら、それは、風景そのものの記憶ではなくて、そうした風景そのものが意味する、そしてそれが暗示し導くところの、自分自身の記憶の世界を見ているのである。 そうした自分の中の象徴と暗示の世界を見ているのである。そしてそれが勝手に、現実にあったことのように思わせているのである。やはりそれは、はじめて見る風景にどこか見覚えがあったのである。 それは自分自身の中で暗号化された暗示と連想の世界なのであって、そしてそれが意味する暗示や方向に非常によく似た、仕草や構図の物語りを強く感じているのである。そして、そうしたことが自分をとらえて離さず、自分で自分を縛り付けて強制しているのである。そして、それへと自分をいざない導いているのである。 |
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