index< 日誌 < aa暗示 < 20-52見えない世界B 神聖不可侵。 |
それは夢の世界とよく似ている。とりとめのない何かの印象だけが、次から次へと現れては消えて行き、なんの脈絡もなく支離滅裂で、思い込みや気まぐれと偶然だけが支配する世界である。 夢の中でくり返し現れては消えて行く、そうしたイメージや印象といったものに、なんら現実的な関連性などなく、根拠というのがない。それら相互間には、なんらの原因と結果や、ものごとの順序や筋道といったものがなく、そうした因果関係といったものが見られないのである。 それらすべてがバラバラで、自分勝手で、なんら現実の時間的・空間的制約を受けず、従ってまた、だからこそとりとめもなく、気まぐれな偶然だけが支配するのである。時間をさかのぼったり、空間をすり抜けたりもするし、また、自分と相手が入れ替わったりもする、そうした因果関係を欠いた支離滅裂なカオスの世界なのである。 |
index< 日誌 < aa暗示 < 20-52見えない世界B 神聖不可侵。