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しかしまた、そうした自然を見て、感じて、かかわり合っている人間の感覚自体もまた、ある意味で人間の外の自然環境が、人間を条件付け、制約し規制してきたのである。それはまた、人間自身が自分にとって必要なものだけを感じもし、知り、理解もしてきた結果なのである。 そうした意味で、このような人間の感じ方自体もまた、人間自身が自分で作り出してきたものなのである。さらにこのような感じ方自体もまた、そうした人間の感覚器官の物理的なカタチと肉体そのものによって、すでにあらかじめ条件づけられ、方向づけられているのでである。また、それが人間自身が持つ「傾向」なのである。 人間が持つ様々な感覚器官の、そのサイズや仕組みと構造、機能と役割においてそうなのである。それは、本人がそう感じる以前に、すでにあらかじめ与えられている感じ方なのである。 自分はそのような者として生まれてきたのであるし、それ以外の生き方が許されない、環境の下に生きてきたのである。また、人間は、それしか出来ないような肉体でもって生まれてきたのである。 |
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