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だからまた、なにか言い知れぬ霊感みたいなものを感じてしまうのである。見える現実のすべてを無視して、より直接的で直感的な、自分自身のなかにある暗示と符号の世界を見ているのである。現実を見ているにもかかわらず、現実にないものを見ているのである。 見える現実のすがたカタチを透過して、それが意味するところの非現実で非日常、非常識の世界を見ているのである。自分にしかない、自分でも制御できない、自分自身の心の中の世界を見ているのである。 それは論理や知識ではなくて、それ以前の情緒や感じ方の世界なのである。自己の内的な自律性の世界であって、閉じた自分だけの世界なのである。外の世界とはかかわることのない、境界線で分断された、自分だけの主観的で孤立した世界なのである。 |
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