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8、ひきこもり。


自分にとって外の世界としての現実、そしてまた他者との接触のない、接触する可能性も必要もない世界。そうした、自分を外からながめて見るという場面がない世界。つまり、言い換えると、客観的事実というのが存在しない世界なのである。自分自身の客観性に欠ける世界なのである。

これは例えれば、家族の中で生まれ育ちながらも、この世に生まれ死に至るまで、一度も家族の外の世界を見たことがない、そうした「引きこもり」の世界なのである。外の世界との接触が一切なく、自分の外の世界を知らず、気づかず、出会うことも、見ることもない。そうした限りなく孤立した自分だけの世界なのである。

戻る。                      続く。

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