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あるいは反面、そうやって安心もし、納得もして、心おきなく忘れて消え失せてゆくことができるのである。それはきっと多分、とっても大事なことなのであって、しかしまた、なかなか現実の世界に現れる場面といったものがない、また、現れてもならない、そうした感情の動きなのである。 現実に現れる場面といったものが無いにもかかわらず、それは、どうしても現れて来なければならないものだったのである。どうしようもなく心の中でわだかまっていたものが、きれいに整理され、そして忘れられなければならないものだったのである。そうやって自分というのが日常へと戻って行くことができるのである。 夢のなかの物語のストーリーは大して問題にならない。それは、たんに表面的な体裁に過ぎないのであって、どのようなカタチにでも現れてくるものだからである。しかし実際には、それよりもむしろ、自分の中でこのような物語りを映し出す原因こそが問題なのである。 |
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