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そうやって自分を納得させ、自分で自分を表現し、そして自分を知り、たしかめようとしている。あるいは、自分を正当化しようとしているのである。なにかしら自分のなかにある得体の知れない空白の部分を、現実のものと思い込もうとしているのである。 それが耐えられず、そう思い願う証拠を必要としているのである。それは自分が求めたことなのである。そしてそれが夢の中の物語りや出来事として演じられているのである。そしてその色やカタチの模様として、それが象徴し、それへとうながすものとして浮かび上がってきているのである。 もしもそうでないと、このような苦しみや悩みといったものは忘れられてしまう。そして自分が失われて消えてゆく。それは本来、自分にとって忘れてはならないものなのである。それは、自分自身そのものなのである。 |
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