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7、別の世界。



それは現在を生きる私たちとは別の世界なのであって、ただそれを私たちの一方的な都合によって、それが今日の自由や民主主義にだぶって見えていて、そしてそのように解釈されているのである。

自分たちの立場という必要が、そう思わせているのである。しかしそれは、本来、どこまで行っても異質な未知の世界なのである。だからまた、その解釈も無限なのであって、限りがないのである。

そして、これが無限であるということがオリジナルなのであって、またこれが現実の世界なのである。そしてこの現実とは、このような私たち人間のカテゴリー化された観念の世界とは、別の世界なのである。

私たちが知っている現実の常識の世界というのは、その範囲しか知らず、知り得ず、理解もし得ないということなのである。そしてまた、人間にはそのようにしか見えない、ということなのである。これが私たちにとっての現実の世界なのである。

そしてこれが、私たち自身のカテゴリー化された観念の世界なのである。自分で自分の観念の世界を見ているのである。種としての自分の歴史と、その存在の仕方を見ているのである。そうである以上、それはそのようにしか見えず、そしてこれが自分にとっての現実の世界なのである。それ以外にないのである。そしてまた、それだけなのである。

戻る。                    続く。

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