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2、めざめ。

このような自分のなかにあった、何かの潜在的な可能性といったものが、環境の変化によって導かれ、規定され、条件づけられたのである。そして、それが目覚め、呼び覚まされ、そしてそれが現実に現れ出る場所を得たのである。

もともとそうした傾向といったものが、自分のなかにあったということであり、そしてまた、それなしに、ただ外の環境の変化だけでは、それは起こらないということである。もともとそれに呼応し、対応するものが自分のなかになければならない、ということなのである。

そして、様々な限りない潜在的な可能性のうちで、この部分だけが大きく表てに出てきたということなのである。



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