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これは人間と、それをとりまく地球環境の条件についてもそのまま言えることであって、環境が人間が生きてゆくための条件を指定していて、そしてその範囲の中でしか何も出来ないように出来ているのである。なぜなら、これが人間にとっての「現実」だからである。 そしてその方向というのも、あらかじめ地球環境によって指定されているのである。人間は生まれながらにして、このような「囲いの中」でしか、何もできないように条件付けられているのである。人間とは、そうした地球という「囲いの中」の住人たちの世界なのである。 そしてそうした囲いの中だけしか知らず、しかしまた、だからこそ意志や感情といったものを共有できるのである。それが限定されていて、それしか知らないようにできているのである。そうである以上、同一の「囲いの中」の住人として、それが知られて来るし、理解もできるのである。そして、それが当然なのである。 |