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3、きずな。

そうである以上、それは、このような集団の中での暗黙の了解、無言の合意とでも言ったものを共有しているのである。また、それが共有されているからこそ、それが集団として成り立っているのである。

そしてまた、だからこそ、以心伝心や、「あ・うん」の呼吸といったものが成り立つのである。あるいはまた、仕草や顔の表情だけでコミュニケーションが成り立ったりするのである。そうして集団が成り立っていて、そしてこのような閉じた世界特有の「空気」といったものが支配しているのである。

それは文書や言葉が無くても、それ以前のところで、だれもがそれを知っているし、気づいてもいなければならない、そうした共通の、そして共有されていなければならない、そうした、あまりに当たり前の、集団としての無意識の世界なのである。絆?きずな?であり、共有された意識なのである。



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