index< 日誌 < k思い込み < 20-71「主観@ 錯覚」 |
衝撃的な危機が去って、自律神経の中で副交感神経が優位になり始めると、筋肉の緊張がほぐれて柔らかくなって、血管が広がる。ゆるみ、開かれる。血液が流れやすくなり、血圧が下がって安定すると共に、身体全体のどこへもまんべんなく緩やかに、無理強いすることもなく、負担を強いることもなく、栄養と酸素を全身に行き渡らさせる。身体がじっくりと無理なく回復されて行く。 しかし、このような自律神経の働き、すなわち、交感神経と副交感神経の役割といったもの、例えば、ストレスに対する血管の収縮や膨張といったもの、そしてそれに伴う酸素と栄養の供給量といったもの、そうしたこと自体は、なにも精神的緊張だけに支配され規制されるものではない。 私たちの日常の夏と冬、あるいは寒暖の変化、あるいは地形の上での高地や低地においても、血管の収縮膨張や酸素の供給量の変化は日常的に発生ている。暑さや寒さで筋肉が緩んだり、またそれに伴って血管も収縮膨張する。 |
index< 日誌 < k思い込み < 20-71「主観@ 錯覚」