index< 日誌 < k思い込み < 20-72「主観A 普遍性」 |
自分の中で自分が分裂していて、だからまた、自分と外の世界とが別の世界のように感じられてくるのである。自分の中の分裂が、外の世界を、自分とは別の世界として見せているのである。 自分というのが、自分に見られている自分と、自分を見つめている自分とに分裂している。この分裂した自分という精神のなかで、自分で自分を問い続けている。問い続けるしかなく、問い続けなければならないようにしているのである。 どこへも出口がないのである。そうして否応(いやおう)なく、自分で自分を覗き込んでいるのである。見たくないものを、むりやり見せつけられているのである。逃げることも、避けることも、無視することも出来ずに、むりやり見せつけられているのである。 だからまた、気づかなかったこと、見えなかったもの、知らなかったものまで、むりやり見せつけられるのである。自分の中で自分が分裂していて、そうして自分が自分に対立し、自分の中で自分が見せつけられているのである。 |
index< 日誌 < k思い込み < 20-72「主観A 普遍性」