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自分の中に自律性が無い以上、それを他者との間の上下の関係の中に求めるのである。そうして自分が集団の一員として、その一部分として、自己の立場や地位といったものを築くのである。主体的な自律性がない以上、そうするしかなく、それ以外に自分を見い出す方法がないのである。 これは、自分が誰かのドレイになると同時に、そしてまた、必ず自分よりも下のドレイを作り出そうとするのである。そうやって始めて自分の立場というのが安定するのである。自分がぶら下がる権威が必要なのであって、そしてまた同時に、自分を安定させる「踏み台」がどうしても必要なのである。 自分を正当化してくれる権威としての「上の者」が必要なのであって、そしてそれと同時に自分よりも「下の者」がどうしても必要なのである。こうして始めて自分が、システムとしての上下の関係の中で安定するのである。自分が自分として生きて行くことが出来るのである。自分にとっての存在というのが与えられるのである。集団の中での自分の立場や位置といったものが保証されるのである。 |
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