| index＜ 日誌 ＜ k思い込み ＜ 20-74「主観④ 理由。」 |
| 上下の関係の中で自分の居場所を見い出していて、そしてこれこそが自分にとっての生存と存在の場所を与えてくれているのである。これはシステムであり、オキテであり、シキタリなのであって、そしてこれこそが自分にとってみれば、自己の存在の絶対的な条件になっているのである。 そして、このような日常といったものが、観念の世界の中でカテゴリーを作り出していて、そしてこれを固定化してゆくのである。身動きが取れなくなって、それだけが絶対的に正しい、ただ一つのことのように思えてくる。 そしてこれが信念となり、自己の存在理由と社会的地位とに同一視されているのである。自分の中にこれしかないと思えてくるのは、このことなのであって、これが自己の自意識になっていて、自己の内的な同一性・アイデンティティーになっているのである。 |
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