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2、理由。


しかし、実際に精神が老いて劣化したのかというと、それとこれとは別の問題である。要は、老いも若いも関係なく、人間は余計なことをしないということなのである。たとえ精神は若くても、肉体は老いている。いわゆる、「やる気はあるけどカラダがついて行けない」という状態なのである。

そうであるからして、ムダなこと、余計なことに神経をすり減らすことは、始めからしないということなのである。そしてこうしたことが無神経・無表情に「見える」ということなのである。また、現実に表情をあらわに見せる場合であっても、どこか一方的で、意固地で、直線的なのである。

要するに、現役世代もしくは現実社会との接触がほとんどなく、また、このような社会との接触を望んだとしても、体力的にムリがあるということなのである。そして、そうしたことが、そのまま表情や仕草に現れているのである。


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