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だからまた、そうした場合は、自然に自分で自分の表情といったものを変えたり作ったりもするのである。また、そうやって自分の心情といったものを相手に理解してもらおうと努めるのである。それが本当の自分の気持ちなのかどうかは、自分でもよく分からないまま、そうした表情でもって取り繕うのである。 そうしたときの自分というのは、自分で自分の感情や表情といったものを、意識して作り出しているのである。相手に合わせて、そしてまた、相手の表情からそれを推察して、それに合わせて自分の顔を作り出しているのである。 表情筋は身体の運動機能というよりも、むしろ、目や口といった感覚器官をコントロールするための筋肉である。そこからまた、感覚器官の動きといったものから、表情といったものが作り出され、それが自分にも知られてもくる。そしてまた、感情や意志といったものが自分の外に現れてきて、相手にもそれと分かるのである。 |
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