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3、営み。


ここで言うところの「営み」というのは、人間にとっての偶然というのが、地球という限られた時間と空間の中で進行しているという意味でそうなのである。そうである以上、それはあらかじめ条件づけられ規制されている、という意味でそうなのである。

それは、地球というのがそれ自体で閉じた世界であって、それ自体が固有で自律したシステムであるという意味でそうなのである。そうならざるを得ないのである。そしてこれが、私たちにとっての世界のバランスであり、客観性なのである。

しかしまた、それは、当事者にして見れば、どこまで行っても主観に過ぎないのであって、そしてまた、このような無限に連鎖し広がる主観の全体こそが、客観性なのである。個人的な思い込みや努力といったものが入る余地のない、事実としての現実の世界なのである。

戻る。                   続く。

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