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そうである以上、定年を過ぎたころからは、資産の拡大というよりも、むしろ、すでにある資産の運用、もしくはその管理に重点が移る。要は、変化しないということである。変化してもならず、ただ今ある資産をどうやって食いつぶして、人生を終わらせるかということが、課題になっているのである。 自分に出来ることと言えば、それしかないのである。体力的にも、精神的にも、そして社会的立場から言ってもそうなのである。それ以外にないのである。それは、ちょうど登山者が山の頂上に至り、周囲を見渡して自己の限界と行き末を知り、そして後は、ただ定められた帰り道を降りて行くだけの、人生を辿るのと似ている。 |
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