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index(索引)<concept(概念)<日誌<2010-0210-6 市
<真冬の妄想>、E 空の気温と湿度。
日本列島の気温と湿気は連動している。
湿気は空気中の水蒸気のことで、
気温の上昇と共に、
空気中の水分(=湿気)も増える。
これは、大気というのが、気温の上昇に伴い、
水分を含む許容範囲が大きくなるからである。
だから例えば、同じ湿度数であっても、
気温の高い時の湿度と、低い時の湿度では、
大気が含む水分(湿気)の量は全く異なる。
同じ湿度数であっても、
夏よりも、冬の湿気は格段に少ない。
だから、
湿気が多いのを、「湿度が高い}というのは、
本来、間違った表現なのだが、
普通には、このように誤解された言い方をしている。
これは、
からだに感じる「湿気」というのを、
「蒸し暑い」ものとして感じる、
日本列島特有の気候・風土から来ている。
夏、暑くて湿気が多く、
冬、寒くて乾燥する。
これが、日本の気候なのである。
× × × × × ×
夏。日本の空を支配するのは、
南方太平洋の、暖かい湿った気団であり、
冬、日本の空を支配するのは、
北方シベリアからの、乾燥した冷たい気団なのである。
しかし、こうした現象は、
日本列島が東アジアに位置するからであって、
例えば、ヨーロッパでは反対になる。
ヨーロッパでは、夏が乾期で冬が雨期である。
湿気は寒さと共にやって来る。
戻る。 続く。
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