――イメージをカタチに(・Image)――
index(索引)<concept(概念)<日誌<2011-0617-2 市
怪談、A 天使。
押し殺して来た自分というのが、 ことあるたびに、顔を出して浮かんでくる。 まるで、不死身のゾンビのように。 殺しても殺しても、ゾンビのように復活して迫ってくる。 厳重に封印された棺桶の中から、 最も親しい友人にでもささやくように。 そっと、心の扉を開けて入ってくる。 「こんにちわ」。 このゾンビに服を着せて、 レッテルを貼り替えると、天使に見える。 もしかすると「天使」なのかも知れない。 どちらでもかまわない。同じことだから。 この天使のように、 世界を自由に飛び回れたら……。 年齢と共に蓄積された、偽善とと迷信を捨てて。 純粋に,、この自分の肉体で確かめられたら。 index(索引)<concept(概念)<日誌 |