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index(索引)concept(概念)日誌2011-1005-4  市



春のデッサン、 C <明るい。>




「明るい」というのは外向的だ。外へ向う。
あるいは、すでに自分が外へ出ている。
そうした自分を、発見する空間でもある。

明るいが、眩
(まぶ)しいほどではない。
そんな、非常に優しい「明るさ」である。
白熱灯ではなく、蛍光灯のように。
曇りガラスを透してみる世界のように。
春のとっても明るい朝モヤの中にいるように。

光に照らされているというよりも、
自分が光になって、
光そのものの中を漂っている感じだ。
だから、とっても気持ちが良いし、
不思議な気持ちになってくる。

まるで、別の世界に迷い込んでしまったように思えてくる。
あるいは現実の世界が別世界だったのかも知れない。


 戻る。                  続く。






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