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index(索引)concept(概念)ルネサンスへ2013-1118-2


意識の前。



夢うつつのまどろみの中。
気持ちの良いということが、
自分の中で起こっていることなのか、
外のことなのかハッキリしない。
そもそも、自分と他者との境界線が曖昧なのである。
このような、おぼろげでもうろうとした、
かすむような意識。自分のことなのか、
他人のことなのか区別できない状態。

例えば、気持ちいいということが、
自分以外の、だれか他者に対する、
感覚なのかも知れないのである。
自分がいつの間にか、他者になっていて、
そう思い込んでいるのかも知れないのである。
あるいは、自分が無くなって、他者に乗り移って、
他人の肉体を通して、そう感じていると、
思い込んでいるのかも知れないのである。
もしかすると精神というのが、他人と自分の間を
行ったり来たりしているのかもしれない、
というのが「夢の中」の世界である。

肝心(かんじん)なことは、そうした、
自分と他人の区別がないということなのである。
 
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