index(索引)<ルネサンスへ<2014-1101-c 日本的なもの。
③ 実際的。
そもそも「神・仏・儒、習合思想」自体が、 宗教無視、無宗教の極みなのであるが、 そのうえ、無思想である。そして、臨機応変。 現実的で、実際的で、実践的で、 その上、そもそもの始めからして、何かの応用であること。 この何かとは、すでに出来上がっているものの、 受け売りという意味である。 そして、この何かというのを、 探究するようなことはしない。 それは、奇人・変人のすることと見なされる。 集団的にわとり小屋の世界である。 どんな些細なことでも、 周りのみんなと、少しでも違っているというだけで、 大騒ぎしてパニックにおちいる。 そして、この行動パターンから逸脱するものは、 社会的異物と見なされる。 集団の「空気」というのが重要な意味を帯びていて、 その場面ごとの「空気」が秩序を決めている。 だから、「群れる」ということが、前提になる。 「群れている」ということ自体が、 最も重大な関心事なのである。 この規範、この行動と、 この考え方のパターンから逸脱するものは、 社会的異物、よそ者、 空気の読めない落ちこぼれでしかないのである。 |