ルネサンスへ<2014-1212 わがまま。 ( 市)
感情や感覚、そしてその感じ方というのは、 自分があとからとってつけたものでもある。 自分が生きていくなかで、積み重ねられ、 たまって、集まってできたものである。 習慣やしきたり、道徳や礼儀作法といったものでもある。 それは、そうあるべきもの、そうでなければならないもの、 そうであるはずのもの、そうしなければならないもの、 とされているものである。 そうした経験のつみかさねが、 いつのまにか知らず知らずのうちに、 自分の信念となり、考え方や感情となり、 感覚の「感じ方」となっているのである。 それは、押し付けでであり、強制であり、 義務である。シキタリとか常識とも言われている。 そうしたことが、自分の外からやってきて、 自分を支配し、自分を強制しているのである。 そしてまた、自分自身を偽(イツワ)り続けているのである。 そうやって、自分自身をだまして正当化し、 社会の中での自分の居場所といったものを確保するのである。 そしてまた、社会もそれに答えて居場所を保障してくれるのである。 戻る。 続く。 |