ルネサンスへ<2015-0102 神々の予感。(  市)



③ 分身。

もともと関係がないはずの、現実の様々なものが、
見るもの、聞くもの、触れるもの、すべてが、
それへの何かの、暗示や符号、
印象や象徴のように思えてくるのである。
それへと誘う導きの象徴のように思えてくるのである。
そして、そうした衝動、予感といったものが、
何かのカタチや音、ないしはだれかの、
気配として感じられてくるのである。
それが、自分の分身のように思えてきて、
背後から、いつも自分を見つめ続けているのである。

なんでもよいのである。ただ、自分ではどうにもならない、
本能、ないし、衝動として感じられてくるのである。
自分としては、ただ、どうにもならないのでる。
大事なことは、そのようにしてしか、
自分を思いだせない、ということなのである。

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