眠りから目覚め、生き、活動し、
緊張の頂点に達して、やがて、萎(な)えて死ぬ。
開いて活動し、そして閉じてまた眠る。
そして、死ぬことによって、他の生命と交替する。
生きて活動し、死してなお生命をはぐくむのである。
それが、太陽がもたらす生命の証明でもあって、
それが、時間の流れのなかで連続してゆくのである。
春夏秋冬、朝昼晩といった風に、
生起を繰り返すのである。
そして、その瞬間ごとの断面を見ると、
同一の生命が、様々にすがたカタチを変えて、
見えてくる。それらがそのまま、
時と場所によって異なる、
様々な外観となって現れるのである。
戻る。 続く。 |