(  市)ルネサンスへ<2015-0619 ホロスコープ(万華鏡)、



3:虚妄の世界。


本当の変化とは、偶然で予測ができないこと、本来、
あり得ない出来事、自然の必然性に反するような出来事である。
そうした意味での本当の変化というのは、人間がいて、
その意識の下で始めて起こる出来事なのである。
そして実は、この自然の見せかけだけの変化の中にあって、
この秩序や規則を利用して、新たな環境と、
真の変化を創造するのが、人間の本来のすがた、
本性ではないだろうか。

ということは、つまり、学校も、上司も、NHKのいうことも、
アテにしてはならない。すべては自分自身の心の中で、
自分でよく考えて、判断して、行動しなければならない、
ということである。

私たちは、この閉じたホロスコープ(万華鏡)の世界を生きている。
地球がそうである。国家がそうである。民族がそうである。
ただ、それに気づかないだけである。

はてしなく無限と思われていた世界というのが、
実は、カガミ(鏡)に反射して映っているだけの、
虚妄の世界なのであって、秩序や規則、
不変の道徳や常識といったものが、実は、
ただの仕組まれた迷信であって、真理とか、しつけとか、
オキテといったものが、実は、もはや古くなって腐っていて、
いまとなっては、今日の現実の世界では、ただたんに、
人間を押さえつけ、ダメにして、押し殺すだけのものになっている。
そう思えてくるのである。

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